パチンコ打ちのエクセル講座(2.平均連チャン数)
今週から、計算要素も入れて進めていきたいと思います。
ボーダーラインの考えとしてひとつに1回当たりの出玉=投資金額なので、1回あたりの出玉を考えていきたいと思います。
「天下一閃」のように一度大当りになれば、出玉がほぼ一定の機種の場合はそれ程難しくないですが、最近の機械の多くは確変を搭載し波を荒くした方が好まれているので1回あたりの出玉は荒れる傾向があります。
ただし、スペックを知る事は重要だと思いますので、算出してみたいと思います。
自分も考えながら説明する為出来るだけシンプルな方が良いと思いサンプルを「CR海物語IN沖縄4 桜Ver.」(ミドル)で紹介したいと思います。
又計算する際は特に断りが無い限りこぼし等の減少分は考慮していません。
あくまでもボーダー計算をする過程を重要視しています。
基本スペック
大当たり確率 |
1/319.7→1/32 |
確率変動 |
ST突入率:100% (ST継続:33回転) |
賞球 |
4&2&3&14/9C |
大当たり振分け
特図1&2共通 | |||
ラウンド | 電サポ | 払出 | 振分 |
---|---|---|---|
16R確変 | 100回転 | 2016個 | 30.0% |
12R確変 | 100回転 | 1512個 | 33.5% |
4R確変 | 100回転 | 504個 | 36.5% |
簡単なスペック紹介として大当り時はST突入率100%に時短100回転が付きます。(特図1・2共通)
ただし、ST(高確率状態)は33回転なので電サポは100回ありますが、33回消化後の67回転は通常確率での抽選になります。
それでは、この大当りの継続率がどうなるのか計算してみたいと思います。
計算してみる
過去のエクセル講座と同様に使用する表計算ソフトはOpenOfficeです。
使用する関数名は同じだと思いますが、その他ソフトでは書式が一部違う可能性が高いです(excelでは(;)セミコロンの所は(,)カンマを使用すると思います。)それぞれ置き換えて確認してください。
使用する関数は「BINOMDIST」です。
実際に使用する際の入力形式は「 =BINOMDIST(成功回数;試行回数;確率;関数形式) 」となります。
関数形式は0と1が、ありますが、今回の計算では0を使用します。
実際に入力してみます・・・
「 =BINOMDIST(0;33;1/32;0) 」=0.350・・・
この値は高確率時1/32の抽選を33回(ST回数)試行して当たらない確率(成功回数0)を表しています。
いわゆるST抜けの状態です。約35%でSTを抜けてしまいますが、約65%でST中に当せんします。という事でST連確率は65%となります。
ただしこの機種はSTを抜けても67回転の時短が残っています。
ここで当たれば「引戻し」です。
同様に計算してみます・・・
「 =BINOMDIST(0;67;1/319.7;0) 」=0.810・・・
同様に時短も抜けてしまう確率は約81%なので19%は引戻しです。
従って時短引戻しも含めた実質連チャン率は65%+19%で約84%!・・・ではないです。
時短モードに移行してしまうケースはST中に大当りが引けなかった時です。
従って実質連チャン率はST中に大当りする場合とSTは抜けてしまったが、時短中に大当たりをした場合を足した確率になります。
簡単に計算すると「65%(ST中当り)+35%(ST抜け分)×19%(時短引戻し)=71.65% 」となります。
桁を落として計算していますが、表計算ソフトで計算すると約71.57%になると思います。
という事で約71.6%が実質継続率となります。
継続率がわかったので・・・
次は1回の大当たりで大体何回連チャンするかです。
計算式は1/(1-実質継続率/100)で求める事が出来ます。
計算してみますと
平均連チャン数:1/(1-71.6/100)=3.521・・・となります。
1回当たれば大体3~4連くらいは期待出来ると思います。
では、3~4連した時の出玉はどれくらいなのか次回で検証したいと思います。
更新予定表 |
---|
0.はじめに |
1.ボーダーラインとは? |
2.平均連チャン数を計算してみる |
3.大当り時の平均出玉を計算してみる |
4.ボーダーを計算する1 |
5.ボーダーを計算する2 |
6.その他 |