パチンコ打ちのエクセル講座(1.ボーダーラインとは)
今回もエクセルは使用せずに「ボーダーライン」について簡単に概要説明をしたいと思います。
はじめに
ボーダーラインは一般的には「境界線」と訳され物事の境目に対して使用されます。
ニュースなどで使われる場合は高校・大学受験でのボーダーラインは○○点などと放送されると思います。
その○○点以上取れれば合格です。
ただし、試験前にもボーダーという言葉が使われますが、この際はあくまで「予想ボーダー」として放送されているはずです。
基本的には確定事項で使用される為予想ボーダーは○○点から××点などと幅を持たせボーダーの予想値を伝えていると思います。模試のA判定、B判定などもそれに近いものだと思います。A判定が出たとしても当然合格を確約するものでは無いですよね。
そしてパチンコのボーダーは損益分岐点、勝つか負けるかを分けるポイントを指しています。
例えば、お店側からすれば、へそ幅が○mm以下になっている事がボーダーライン(お店の所定の利益を得る水準)という考えがあるのかないのかわかりませんが、利益をコントロールする為にお店独自のボーダー(境界)があると思います。
ただし、通常そんな表現はせずにパチンコでのボーダーラインは打ち手側の立場から考え、打ち出し球数に対しての回転数を意味していると思います。
さらにそれだけでは、10発あたりの回転数なのか100発あたりの回転数なのかわからないので混乱してしまいそうですが、特に断りが無い場合は暗黙のルールとして4円パチンコ1k(250発)あたりの回転数で表します。
そしてこのパチンコのボーダーを決定する要素として
1.大当り1回あたりの平均出球
対象の台の基本性能としての連チャンも含めた1回の大当たりの平均出玉に加えて、お店の調整、こぼしなどの減少分、逆に技術介入での出玉増加分も考慮します。
2.交換率
無限貯玉の場合や等価交換の場合は特に意識する要素では無いですが、景品交換の際一定の手数料を徴収される場合は、その分を考慮する必要があります。
又、最近では当然のように無制限営業(途中交換の必要無)ですが、この場合状況として持ち玉で遊技する等価営業状態と交換手数料の影響を受ける現金投資分が混在する形になります。
一般的には持ち玉比率と表現するかと思います。
非常にざっくりと説明するとこの交換率がどうなるか・・・
等価交換の場合
大当り確率:1/100
平均出球:1000発とした場合
1回の大当りの平均出玉=大当りを引くまでに使う玉数が同じになれば良いので・・・
ボーダーラインは大当り確率=1/(大当り出球÷1k辺りの玉数(250発)×回転数X)
1/100=1/(1000÷250×X)
X=100/(1000÷250)=25
という事で、1k25回転がボーダーラインとなります。
交換ギャップありの場合
上記の様に交換ギャップがあっても持ち玉遊技も本来考慮しますが、1回交換(全て現金投資と仮定)とします。
30玉交換(30玉で100円相当。3.3円交換など表現されます)の場合
X=100/(1000×(3.3/4.0)÷250)=30.303・・・(わかりやすくする為に()を追加しています)
という事で30.3回転がボーダーとなります。
ただし、1回交換のお店はほぼ無いと思われますので30玉交換のお店でのボーダーは25回転から30.3回転の間になると思います。
まとめ
という事で次回からエクセルを使って計算していきたいと思います。
ちなみに今でもたまにパチンコも打ちますが、以前はボーダーくらいチエックしてから打っていたのですが、今ではボーダーも見ていない感じです。
交換ギャップのあるお店でも等価のボーダーすら回るお店なんて近くに無いんですよね~
スロットも同じ状況だと思いますが、見えない分色々考えながら打っています。
個人的には交換ギャップで負けても良いのでとにかく回るお店で打ちたいと思います。
パチンコを職業又はそれに近い形で実践されている方には理解されないかもしれませんが、遊技って本来そうあるべきなんじゃないですかね~
更新予定表 |
---|
0.はじめに |
1.ボーダーラインとは? |
2.平均連チャン数を計算してみる |
3.大当り時の平均出玉を計算してみる |
4.ボーダーを計算する1 |
5.ボーダーを計算する2 |
6.その他 |