解析情報を解析してみる（その５・昇格確率0.39%!）
「解析情報を解析してみる」と題して、解析情報をどうしてその数値になるのか考えてみたり、ひと手間かけて自分仕様にしています。
そんな事知っているとか、だからどうしたという話もあると思いますが、よろしければご覧下さい。
ちなみに今回で５回目です。
昇格確率0.39%。これはエウレカAOの通常REG当選時のポラリス作戦への昇格率です。
ただし0.39%で昇格と言われてもわかったようなわからないような・・・
という事でもう少し解りやすくならないか考えてみます。
とりあえず
0.39%と言われてもピンとこないかもしれませんが、50%と言われれば５割とか半分とか1/2とイメージ出来るかと思います。
次に12.5%はと言われたらどう考えますか？
自分なら少し悩んで１/８と答えるかと思います。。。
という事で、ちょっと強引ですが、％表示を分数に置き換えてみたいと思います。
その前に
実際に分数に置き換える事自体は簡単で全く問題ないのですが、ある程度意味を持たせ汎用的な分数にしたいので、分母に定数を使いたいと思います。
その定数をいくつにするのか？
基本的には２の乗数で決めます。
数年前の情報なので今は違うかもしれませんが、パチスロのメインCPUは８ビットとなので基本的に扱える数値は２＾８（２の８乗）＝２５６です
そしてスロットのレバーオンで抽選されるフラグは２＾８×２＾８＝６５，５３６（通り）
プレミアフラグの数値に１/６５，５３６が多い理由かと思います。
「例外として初代まどマギのフリーズ確率のように中段チェリー（２/６５，５３６）の１/３でフリーズ（非RT中の条件も付いています）＝1/32,768×1/3＝1/98,304の様に２段階で抽選する場合もあります。」
それでは、いくつか分母の値を設定したいと思います。
まず前項で紹介した1/256、ゴッドでお馴染み1/8192、プレミア役はやっぱり1/65536、ついでに1/16を設定します・・・
という事で・・・
前置きが長くなってしまいましたが0.39%を分数にするとどうなるか・・・
はじめにこんな感じの表を作ってください
実際に入力するヶ所を黄色にしています。
これは今までの「エクセル講座」共通ルールになっています。そして結果が表示されるヶ所は赤色にしているのですが、今回はシンプルな表なので白色のままです。
次に計算式を入力します。
はじめに「１/１６」の下のセルに以下の式を入力
「 =ROUND(16/(1/(B6/100));0)&"/16" 」
同様に「１/２５６」の下のセルは１６（２ヶ所）を２５６に変更。その他も同様に変更してください。
入力が終わるとこんな感じになります。
とりあえずエラーが出ていると思いますが、無視して入力値の説明です。
ROUND(数値;カウント) はカウント設定した桁数で数値を四捨五入します。
今回は０にして整数にしています。
左の「16」は各分数に対応させる為の通分です。
「B6」は実際に確率（％）を入力しているセル（黄色のセル座標）ですので自分の入力セルに置き換えてください。
「/100」はパーセントから数値に変換、「&"/16"」は見た目を整える為に挿入した文字列です。
これでやっと実際に数値を入力出来ます。。。
という事でエウレカAOの通常時REGからのポラリス作戦昇格率は1/256となり２５６回に１回昇格するかな～っとなります。
分数表示の方が少しはイメージしやすくなるかと思います。
ちなみに1/16の所が0/16になっていますが、表示桁数を小数点以下まで広げれば表示されますが、そのくらいの数値では話にならないレベルという事です。
又、注意点として解析値は四捨五入している可能性が高く、実際に1/256も0.003906・・・となっていて正確な数値にならない可能性があります。
おまけ
ゴッド確率やプレミアフラグの確率を％表示したらどうなるか？
1/8192で0.0123%、1/65536で0.0015%となります。
ちょっと気が遠くなってしまいますが、1/256程度のフラグなら１叩き（６５，５３６通り）の中に２５６個も当選フラグがあります。1/4096でも８個当選フラグがあります。
そう考えれば引けそうな気がしませんか？ ？？
まとめ
ちなみにこの0.39%という数字はその他の解析値でも度々目にするかと思います。
理由は多くの抽選（モード移行抽選とか、特化ゾーン抽選など）で振分けを1/256で行っている機種が多いと推測されるからです。
人間がやる場合は１００分率（パーセント）の方がイメージしやすいと思いますが、機械は16進数の方が扱いやすいからです。
という事で0.39の倍数をある程度覚えておけば解析値のイメージがしやすくなるかもしれません。。。
