解析情報を解析してみる(その4・期待値3,000枚!)
不定期更新「エクセル講座」その4です。
前回の記事はこちら
またしてもエクセル要素は無いですが、グラフはエクセルを使ってます。。。
今回は皆大好き?期待値の話です・・・
はじめに・・・
自分の所も含めて、この特化ゾーンの期待値は○○枚という表現は度々目にしていると思います。
特化ゾーンの大体の性能を把握するには、とっても便利な数値ですが、あの機種の特化ゾーンは大体期待値通り出るけれど、この機種では期待値通りに出た事が無い!
解析値が間違っているのでは?と思った事がありませんか。
もちろん解析値が間違っている可能性はありますが、まず期待値という数値はどういうものなのか少し考えてみたいと思います・・・
期待値とは?
数学の授業では無いので簡単に言えば平均と同じで大体それくらい獲得出来るという考えでま~間違いないです。
ただしどうしてその値になるのかを考えれば思ったとおりに結果が出たり出なかったりする理由がわかると思います。
例えば・・・
期待値の同じ2種類の特化ゾーンをそれぞれ5回試行した結果がこちら。
パターン1はあまり獲得値に差が出ないパターン。
パターン2は基本獲得値は低いですが、特定条件(例えば特化ゾーン中にレア役を引いたりした時に大きくなる)で獲得値が大きくなるパターンです。
それぞれ期待値を計算すると・・・
パターン1は(100X2+200X1+300X2)/5回=200
パターン2は(50X1+100X2+150X1+600X1)/5回=200
という事でどちらも期待値200です。
この場合パターン1では5回中3回が期待値以上になりますが、パターン2の場合は5回中1回しか期待値以上になりません。
個人的には特化ゾーンの性能を表現するには中央値(試行回数の真ん中の値。試行回数5回なら下から3個目の値。パターン1は200、パターン2なら100)だったり最頻値(1番該当者が多い値。パターン2なら100、但し1番が2つある場合などは表現に困ります。。。)の方が適切だと考えます。
もちろん期待値でも間違いでは無いです。嘘はついていませんが、誤解を招く可能性がある値だという事は頭の片隅にでも残しておいてください。
まとめ・・・
期待値を信じて打っても思うように結果が出ない場合はどうしてその期待値なのか少し考えてみるのも良いかもしれません。
ちなみに、ここの管理人は期待値という言葉はあまり好きではありません。
上でも書いたように打ち手に錯覚させてミスリードする可能性が高いからです。
それでも、サイト上で使っているのが現状です。申し訳ありません。。。
ちなみに、他サイトに良くある期待値ながめながらなんとなく打つ理由付けにする程度なら全く問題無いと思いますが、本気で期待値稼動をする人なら期待値が取れる期待値(パターン2なら20%です)くらいは考えて稼動する事をお勧めします。