解析情報を解析してみる(その2:それって高設定?)
「解析情報を解析してみる」のその2です。
前回の記事はこちら
そんな事知っているとか、だからどうしたという話もあると思いますが、よろしければご覧下さい。
それって高設定?
この話は掲載している側に問題があると思いますが、とある数値が設定判別要素に見えて実はそんな事無いよという話です・・・
例題として「凪のあすから」強凪のボーナス重複確率です。
強凪ボーナス重複確率 | |
設定 | 当選率 |
---|---|
1 | 21.52% |
2 | 21.24% |
3 | 20.96% |
4 | 20.69% |
5 | 20.43% |
6 | 20.17% |
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ぱっと見た感じ低設定の方が重複率が高いので、重複しない方が高設定と考えてしまいますが、本当にそうなのでしょうか???
ポイントは強凪の出現率です。
設定別出現率はこちら
強凪出現率 | |
設定 | 確率 |
---|---|
1 | 146.9 |
2 | 145.0 |
3 | 143.1 |
4 | 141.2 |
5 | 139.4 |
6 | 137.7 |
出現率は高設定の方が高くなっています。
この数値を眺めているだけでも話は進まないのでこの2つの数値から出来る事。
実際のボーナスの出現率を計算してみます。
設定1実質ボーナス出現率
1/149.6(強凪出現率)×21.52%(ボーナス重複確率)=1/x(実質出現率)
x=146.9/0.2152≒683
∴設定1の強凪+ボーナス出現率は1/683となります。
設定6実質ボーナス出現率
1/137.7(強凪出現率)×20.17%(ボーナス重複確率)=1/x(実質出現率)
x=137.7/0.2017≒683
∴設定6の強凪+ボーナス出現率は1/683となります。
設定2~5で計算しても同様になると思います。
と言う事で「凪のあすから」の強凪は出現率は設定差がある為設定判別要素になるが、強凪からのボーナスは重複確率は違うが出現率には設定差が無い為判別要素にはならないという事です。
本来なら誤解されそうな情報は解析内容自体はあっていてもそれを補足する情報を追加した方が良いと思うのですが、なかなか出来ていないのが現状です。
解析情報を全て疑ってしまうのは大変ですので、とりあえず低設定の方が出球性能が高くなってしまうような数値は少し確認してみた方が良いかもしれません。
ちなみに、重複内訳(BIG・REG比率など)に設定差が有る場合もありますのでその際は判別要素に加える事が可能になります。
この点は臨機応変に切替えてもらいたいと思います。
まとめ
今回の「エクセル講座」ですが、エクセルを全く使わない記事になっています。。。
但し、重複確率の計算式をテンプレート化すれば他機種にも応用出来ますので活用してください。
次回は「それでも高設定?」の予定です